こんにちは。
ホール担当のかばさわです。
久々の更新。(^^;)
今日は、少々遅くなりましたが、
先日お邪魔した蒲澤さんの畑、
女池菜の紹介です。
実は・・。
生まれも育ちも三条市の僕は、新潟店で勤務するまで、
あまり女池菜の事を知りませんでした。(^-^;
何度かブログ内でも紹介させて頂き、
ご存知の方も多いかと思いますが、
あらためて・・・。
そもそも「 女池菜 」って・・・。
新潟県内には、各地域で地名のついたとう菜が数多くありますが、
その中の一つ、新潟市中央区女池地区を中心に、明治時代から栽培される郷土野菜です。
こちらがアー・アッラ・ゼータがお世話になっている女池菜の生産者の蒲澤さんの畑。
実は女池菜は、明治25年から26年にかけて蒲澤さんの先々代が種子を譲り受けた事から、
女池地区一帯に広まったといわれています。
そんな三代、百二十年にわたって受け継がれ、現在に至る蒲澤さんの女池菜・・。
「 菜 」というと、「 葉 」の部分を中心に食すイメージがありますが、
女池菜の一番の特徴は「とう」と呼ばれる茎の部分。
ほろ苦く甘いこの「とう」が最も特徴的な野菜です。
女池菜は雪の下でじっと春を待ち、
厳しい冬の寒さに耐えることで内部のデンプン質が糖質に変化します。
そして、この「とう」と呼ばれる花茎部分を
大切に、大切に守るように育ちます。
女池菜の一番の特徴である、
ほろ苦く甘い、女池菜独特の「とう」は、
こうして雪国の冬によって育まれます。
そんな女池菜は、ビタミン・ミネラルが豊富で、
カルシウムはほうれん草の約3倍、
ビタミンA・C、鉄分、ビタミンB1・B2なども入っていて、
青物の少ない冬場のこの地域の人達にとって、
貴重な栄養源となっきました。
もちろん、この時期アー・アッラ・ゼータでも、
女池菜を使ったメニューをお楽しみ頂けます・・。
“ 女池菜を包み込んだ子羊のロースト ”
味のしっかりとした食材にも負けない、
女池菜本来のほろ苦さと甘み、みずみずしさを活かして、
ランチのパスタや、
ディナーの前菜などなど・・・。
「 雪の下で大切なモノを守りながら、春を待つ。 」
発祥から約120年。
生産者たちの雪との闘いと「利雪」と「克雪」の長い歴史の中で受け継がれてきた、
冬の新潟の文化、雪国新潟の県人気質を象徴する郷土野菜・・。
「 郷土料理の集合体。 」 と、いわれるイタリア料理・・・。
そんな、「 ここだからこそ 」、「 今だからこそ 」、
味わえるイタリア料理をアー・アッラ・ゼータでお楽しみ頂ければと思います。